【徹底検証】酒さにはキュレルがいいって本当?

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【徹底検証】酒さにはキュレルがいいって本当

酒さ,化粧水

 

キュレルは花王から販売されている敏感肌向け化粧品です。なんといってもドラックストアで購入できる手軽さと値段の安さが魅力ですよね。しかも敏感肌向けと謳われていれば、酒さにお悩みの方が気になるのは当然のこと。

 

私も酒さで悩んでいた時期にキュレルの存在は気になりましたが、色々調べた結果「肌の弱い私には合わないかも」と思いやめました。そこで私が辞めた理由をお伝えしたいと思います。

 

 

キュレルの成分の特徴

 

まずは簡単にキュレルの成分の特徴を紹介します。キュレルには色々なシリーズがありますが、酒さに必要なのは「保湿」という観点から、「潤浸保湿フェイスケア」の化粧水をピックアップしてみていきたいと思います。

 

【気に入った点】

  • 主成分は消炎作用、皮膚再生機能の高いアラントイン
  • 保湿剤にグリセリン
  • ユーカリエキスで抗酸化・保湿作用
  • アルコールフリー
  • 無香料無着色

キュレルは肌の炎症を抑える成分アラントインが1番多く配合されているので、荒れた肌をなんとかしたい場合にはおススメ。

 

【残念な点】

  • 界面活性剤や合成ポリマーが使われている
  • セラミドが配合されていない

界面活性剤や合成ポリマーが使用されているので、肌に優しいとは言い切れない点があります。が、それは化粧品の使用感や品質を保つために必要な場合があるので仕方ないかもしれません。

 

ですが1番がっかりしたのは、セラミドが配合されていないこと。キュレルの公式サイトを見ていると「セラミド」を全面に押し出しているので、てっきりセラミドが配合されていると思っていたらまさかの無配合!もちろん、セラミドにかわる保湿剤(グリセリンなど)は配合されているのでいいのかもしれませんがちょっと騙された気分になりました。

 

酒さの方が選びそうなシリーズでセラミドが配合されているものは、

  • 乳液
  • 潤浸保湿フェイスクリーム
  • 潤浸保湿 美容液
  • 皮脂トラブルケア 保湿ジェル など

商品が限定されています。私自身は、化粧水に配合されていないことに抵抗を感じてしまいましたが、化粧水、乳液、クリームとライン使いを考えている方にはいいのかもしれませんね。ただセラミドにこだわってピンポイントで商品を選ぶ場合は事前によく確認して購入してくださいね。

 

 

酒さの弱った肌を改善するには、バリア機能を高める必要があります。そのためには、高保湿成分のセラミドがほしいところですが、化粧水に配合されていないのは残念です。


 

キュレルのセラミドは合成セラミド

 

酒さを起こしている肌には、セラミドなど保湿成分をしっかり補充して肌のバリア機能を改善させることが必要です。もちろんキュレルも「セラミド」をウリにしています。ですが調べてみてがっかりの結果に。セラミドが配合されている商品が限定されている上に、キュレルに使われているセラミドは合成セラミドだったんです。どうして合成セラミドだとがっかりなのか、化粧品に配合されているセラミドの種類をちょっと説明してみます。

 

天然セラミド 馬など動物の脳や脊髄などから抽出したもので、人間の角質細胞と近く保湿力に優れている
ヒト型セラミド 酵母を利用して人が本来持つセラミドと同じ構造で作られたセラミド。、保湿力や浸透力があり肌に優しい。刺激が少ないのでアトピーや敏感肌にも1番のおススメ。
植物性セラミド 米ぬか、小麦胚芽油等から抽出されたセラミド。肌の組成とやや異なるため、保湿力は弱め。
合成セラミド 疑似セラミドと呼ばれ石油原料から化学合成されたもの。安価でなので、化粧品の大量生産に向く。天然セラミド、ヒト型セラミドに比べ保湿効果が薄いといわれている

 

合成セラミドは、石油から作られたセラミドによく似た成分。セラミドに似た分子構造をしていますが、「似ている」というだけで全くの別物。そのため、成分表示でも「セラミド」と表示できません。キュレルは「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」という成分が合成セラミドになります。

 

キュレルが「保湿」や「セラミド」をウリにしているだけに、疑似セラミドだったことにがっかりしてしまいました。保湿効果が薄い上に、セラミドの構造も違うのであれば、刺激にもなりかねません。合成セラミドが「絶対に効果がない」とか「悪い」というわけではありませんが、私は選ぶのはやめました。。
酒さの方は、敏感肌のことが多いのでバリア機能を高めるためにも、また肌への負担を減らすためにも本物のセラミドが配合された化粧水でスキンケアした方がいいと私は思います。

 

目安として1か月分で3,000円以下の化粧品は、セラミドの配合が微量といわれています。値段の安さを重視してしまうと、効果が薄い化粧品になる可能性がありますね。


 

酒さに保湿が必要なのはなぜ?

 

酒さや酒さ様皮膚炎を起こしている肌は、バリア機能が低下しています。

 

【バリア機能とは】
紫外線などの刺激が侵入しないよう肌を守り、肌内部の水分が蒸発しないようにする働きのこと。主に角質層にあるセラミドなどの保湿成分と皮膚の表面の皮脂膜などがその働きをしています。

 

酒さ様皮膚炎の場合は、ステロイドを長期使用したことででる副作用ですが、ステロイド使用に至るまでの肌の状態は、やはりバリア機能が低下していたために肌トラブルが起こっていたと考えられます。
酒さの原因は解明されてはいませんが、やはりバリア機能の低下とは関係が深いんです。

 

酒さの肌の赤みは・・・
バリア機能が低下し、刺激が侵入したことで毛細血管が炎症を起こし拡張。それにより血液量が増え、それが肌から透けて見えることで肌が赤みをおびます。
酒さの皮脂の多い肌は・・・
肌内部の水分が蒸発すると、それを補おうと皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

角質層をレンガ塀に例えたら、セラミドはレンガ(角質細胞)とレンガをつなぎ合わせるセメントの役割。セメントであるセラミドが減ってしまうと、レンガがガタガタになり刺激を受けやすく肌の水分をキープできず乾燥肌になってしまいます。
バリア機能を高め、刺激に強く健康で潤った肌になるためには、セラミドの存在は不可欠。そのためには、化粧品はやはり値段だけでなく、浸透力のある保湿にこだわることが大切だと思います。

 

酒さにおススメの化粧品

 

ある程度の効果を期待するなら高品質な成分が配合された化粧品を選ぶことも大事です。ですが、いざ探してみるとどれがいいのか迷ってしまいませんか?そこでおススメしたいのが「赤ら顔専用化粧品」です。敏感肌用化粧品で探してもいいのですが、顔に赤みのある酒さでお悩みならやはり「赤ら顔」に特化した化粧品がおススメ!

  • 高浸透保湿成分配合
  • 赤みを抑える成分
  • 炎症を抑える成分
  • 完全無添加もしくはできる限り無添加
  • 全額返金保障

 

効果の期待できる成分だけでなく、肌への負担を考え無添加処方のものも多いですし、肌に合わない場合、全額返金保障つきで返品できる商品もあります。酒さは肌の弱い方が多いので、こういった点にこだわっていることもありがたいですよね。
酒さで悩んでいた私が実際に使てみてよかった化粧品をランキングにしたものがありますので、よろしかったら参考になさってみてくださいね。

 

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